存在論
「全ての存在は関係で成り立っている。」関係が存在を生み出す。という概念と、
「全ての関係は存在で成り立っている。」存在が関係を生み出す。という概念。
この対立する2つの概念を考察することは、料理やシェフのあり方の今後を捉える上で、とても重要です。
美味しい料理を作りたい!人を感動させたい!もっと技術を高めたい!
純粋なその思いをのせて、アカデミックな要素を包括した食が、ガストロノミーと言われ、
それを表現できる人がシェフと言われる。
その存在は、生産者との関係、お客さんとの関係で成り立っているのは間違いない。
ただ、僕がこうしたいからだと言う、強い希求があったからその存在になれる気もする。
小難しいこともありますが、上州キュイジーヌは進化してますので。
RED U-35
日本最大級の35歳以下の料理コンペティション。RED U-35。
条件は、偉大な料理人を目指すこと。
僕は権威、キャリアにあまり興味はありません。
では、なぜこの大会に挑戦するかというと、シェフとして以上に人として成長できる機会になるからです。
応募するには、テーマに沿った料理作成、そのレシピ化はもちろんのこと、コンセプト、ストーリーを言語化。その他、料理に対する小論文や、尊敬するシェフ、関心のあるレストラン、使用している料理ツール、情報収集するためのメディアなど、触れられる話題の豊富さには驚きます。
つまり、学び続けていないと、成長を意識していないと、タイトル獲得は困難なのです。
今年は数年ぶりにノミネートされました。行けるところまで全力で向かいます!
規定として店舗所属が必要とされ、ルクレードとしてタイトルで無いことは残念ですが、必ず活きてくる瞬間がおとずれると思っています。
僕の進化はルクレードの進化、上州キュイジーヌの深化です。
ご期待ください。