2018 . 07 . 07

七夕

贅沢[名・形動](スル)

        1 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。

        2 限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。

 

豊か[形動][文][ナリ]

         満ち足りて不足のないさま。十分にあるさま。

    経済的に恵まれていてゆとりのあるさま。

         心や態度に余裕があって、落ち着いているさま。

         量感のあるさま。

         他の語に付いて、基準・限度を超えているさまを表す。

 

 

豊かさと贅沢は関係しているが、豊かの方がより理性的に感じる。

ただ美味しい料理を食すことでは無く、高級食材や、レアなお酒に興じることでも無く、

その対象の背景にある情報を整理し、社会に対しての影響を考える。

 

勿論、人それぞれで、必要限度や経済力も違うし、その食事の状況によって、価値や意味も異なるだろう。

ただ、僕は思う。

これからは、貨幣価値や量産型を意識した贅沢と豊かではなく、人との信頼関係や、精神的、あるいは感覚的なそれがより重要だと。

 

例えば、1本30万円の高級ワイン、この世の僥倖の様に素晴らしい味だろうが、地域のワイナリーで葡萄の収穫から体験して、生産者から渡された2千円のワインも、とっておきの旨さだろう。

 

幼い頃、食べ放題、飲み放題のレストランに家族で食事をした。両親や祖父母は「今日は贅沢だ」と張り切っていた。

所狭しと並んだ、肉、魚介、野菜、酒、ジュース、デザート。なんでもあった。

しかし、全て味が単一だった。あるいは、深みがなかった。

 

数日後、近所の農家さんが野菜と卵をお裾分けしてくれた。朝採りのトウモロコシ、完熟トマト、パンパンに詰まった胡瓜や茄子、歪だが鮮やかなパプリカとピーマン、卵も弾力があるという表現がぴったりの新鮮さだった。

その日の食卓は、それを蒸したり、炒めたり、味付けもシンプルな家庭料理だったが、それぞれの素材が、こんなに複雑な味わいがあって、自分の嗅覚や味覚が反応しているのが子供ながら感じた。

「食べ放題より美味しい」。

シンプルにそう思った。

 

 

今も自分の料理を追い求めて、(そんなの無いかも)毎日、手を動かし、人と会い、刺激を得ている。

その時間や経験を使って、誰かの人の感覚に訴える、豊かな料理を作りたい。

シェフという概念を超えるシェフになりたい!

抽象的だが、そんな願いを抱いています。

 

と夢見つつ、自家製ポテトとビールで無限ループしているパラドックス、、、。

七夕ですね。

 

 

片山ひろ

2018 . 07 . 05

前橋ビジョン

皆様、ご無沙汰しております。

 

LE CREDOを休業してから、私は、「前橋ビジョン」というプロジェクトに尽力しています。

食を通して、街を元気にし、地域の未来を創ろう!という志に共感したことが要因です。

 

実店舗はありませんが、飲食店や作家とのコラボや、イベント出店、出張料理、レシビ開発、講演会など、

ルクレードに対して、沢山のお話をいただいております。

 

LE CREDOの上州キュイジーヌは健在です。またどこかでお会い出来たら幸いです。

 

 

こちらのNEWSで、色々とお伝えします。

引き続き宜しくお願い致します。

 

片山 ひろ

2017 . 10 . 18

きっかけは村上ムッシュ

料理の世界に入るきっかけになった書籍。

 

帝国ホテルの村上ムッシュ。

フランス料理に携わる者なら誰でも知っている、偉大なシェフです。

彼の半生を綴った『帝国ホテル厨房物語』

華やかな料理を掲載した『村上信夫のフランス料理』

 

この本を、浪人時代に偶然手にしました。

 

高崎一の進学校に通うも部活動に明け暮れ、大学受験に2度も失敗し、人生お先真っ暗だと感じていた僕に光を与えてくれました。

こんな世界があるのか!真っ白なコックコートを纏い、トック帽子をかぶったシェフが凄く格好良かったのです。

料理も、今まで食べていた学食とは物が違う、異世界の美しさを感じました。

 

この方の下で働きたい! そう決意し、何も知らない世界に飛び込もうとしました。

 

しかし、家族は猛反対。父は怒鳴り、母は泣いていました。

会社員と教員の二人には、大学、しかも有名大の4年制を卒業するのが常識だ!という認識がありました。

 

しかも、2浪までさせた息子が突然料理の道に行くと言いだした訳です。穏やかではいられないですよね。

 

何度も家族で話し合い、僕の思いを伝えていきました。

他の同級生とは違う人生を歩み、必ず結果を出し、やりきってみせる! 家系で料理人は一人もいない。自分が新しい道を開くんだ!

 

僕の思いに家族も納得してくれ、来春から東京の料理学校への入学が決まりました。

 

 

エコール辻東京、 そこでの日々は一生忘れません、、、。

LE CREDO 片山

品

2017 . 09 . 13

私の履歴書

料理の世界に入るきっかけになった本があります。
帝国ホテルの村上料理長の『帝国ホテル厨房物語』です。
彼の半生を綴った自伝で、この一冊に料理の世界の厳しさ、素晴らしさが詰まっています。

彼の様な偉大なシェフではないですが、ルクレードのシェフとして、歩んできた道、今思うことなど、少しずつこのNewsで書き留めていこうと思います。

LE CREDO 片山
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