2018 . 07 . 08

デザインとアート

料理によく芸術という表現が用いられます。

国内海外のスターシェフのそれは、確かにそう感じるものもあります。

 

最近デザインスクールに通い、プロダクト、建築、コミュニティーなど、様々なものの概論を学んでいます。

その中で、「形態は機能に従う」というフレーズが、心地よい納得をさせてくれました。

 

その料理が何を意図してるのか?何を伝えたいのか?なぜ火を通すのか?どう食べて欲しいのか?

作り手食べ手が、100%共有できなくとも、「食べる」という「機能」が発生している時点で、料理はアートではないと思う。

生産者の思いが詰まった食材を、原価や売値も考慮し、魅力ある商品にする。提供する場所、居心地の良い空間、

様々な役割を担う飲食業は、まさにデザインだ。

 

 

衝動的に創造し。理解や賛同など必要とせず、自己の内発的世界の最高到達点を追求する。

アーティストはこんな感情を抱いているのかな?

 

僕の恩師、辻静雄先生は仰った。

『芸術に最も近く、芸術であってはいけないもの、それが料理だ。』と。

上州キュイジーヌの確立を目指す僕にとって、すごく響く言葉です。

 

故郷のため、生産者のため、お客さんのために作る僕の料理は、美味しいはもちろん、それ以上の価値あるものでありたいし、食を通して問題解決するツールの機能も果たしたい。

 

豊かな群馬だからできる、人を笑顔にする、緻密にデザインした上州キュイジーヌを追求します。


 

片山ひろ